明日、大人になります。



年齢からすればもう大人ですが。
精神年齢は未だ一ケタ台ですが。
その辺はまぁスルーするとして。


明日、大好きな人が結婚します。

籍はもう入ってるから式を挙げるという表現が正しいけれど。
でもって感情面でも、大好きだったと、過去形で表現するのが正しいのかもしれない。

ひとつ上の従兄。
そばに住んでて幼馴染で、物心付いたときには特別だった。
何をするのも一緒で、ふたり揃えば無謀なことばかりしてた。親がげんなりするくらい無茶なことしてた。何でも出来る気がしてた。

けど、ひとつでも歳が違えば世界が違う。入学、卒業、どこで一緒になるっていうんだろう。全校参加の行事でも学年という壁に阻まれて、当たり前に離れてく。
もうひとつ、決定的なこと。
私たちは性別が違った。漫画のように腐れ縁だ血縁だって、仲良くくっついていることなんて、現実にはどれだけあるのか。成長するにつれて、お互い見える世界が別になって、それでも一緒にいられたらどんなにしあわせだったろう。
一緒に遊ばなくなったのはいつからだった?
上手く喋れなくなったのはいつからだった?
何だか淋しいね。



結納したとか聞いたときには、まるで現実感の無い話だったけど。
目の前で式を見て、ちゃんと納得できたらいいなと思います。
昔みたいに遊びたいなんて思わないけど。
それでも過去に執着している自分が、ただ淋しくて。


さようなら。
依存壁のある、私の基を作った人。

さようなら。
淡く夢見る幼い私。



それにしても。
普通は従妹も参加したりするもんなの?
呼ばれたから列席はするけどさ。

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