勢いよく、燃え盛る炎よりも
ぶすぶすと雨に打たれて、燻りつづける小さな火がイイ
燃えてしまう (山林を焼き)
燃え尽きてしまう (油田を舐める赫い舌)
それよりも
消えそうな蝋燭を
注意深く継ぎ足すような
激しくも無い
熱くも無い
ぬるくて、
でもソレは火種である限り
確実に、日々範囲を広げて
じりじりと焦がしていく
いずれ大火事になるかもしれない、
けれど今は小さな火の粉でしかない
そんなのが欲しい
今すぐにでも
できることなら生まれる前に
手に入れられたらよかったのに
イザナミとプロメテウス
親殺しでも革命の光でも
炎は炎である限り
人を魅了してやまない
小さな虫ですら、
その死を知らず炎に飛び込んでゆく
明かりを求めてただひたすらに
哀れと思うまもなく
イカロスは太陽を求め
太陽は火の集合体で
炎以上に燃え盛る星
アカク ウツクシイ ソノカガヤキ
太陽を糧として、生かされている生物たちは
永遠に絡め取られたままの哀れなイキモノ
ヒトもムシもきっと同じ
魅せられて、近づきたくて
力の限り、身体中で、声無く叫ぶ
ただ焦がれるからこそ恐怖して
人は太陽に近づけない
届かない太陽は要らない
小さな蝋燭の光に飛び込むような
そんな小さな虫になりたい
ぶすぶすと雨に打たれて、燻りつづける小さな火がイイ
燃えてしまう (山林を焼き)
燃え尽きてしまう (油田を舐める赫い舌)
それよりも
消えそうな蝋燭を
注意深く継ぎ足すような
激しくも無い
熱くも無い
ぬるくて、
でもソレは火種である限り
確実に、日々範囲を広げて
じりじりと焦がしていく
いずれ大火事になるかもしれない、
けれど今は小さな火の粉でしかない
そんなのが欲しい
今すぐにでも
できることなら生まれる前に
手に入れられたらよかったのに
イザナミとプロメテウス
親殺しでも革命の光でも
炎は炎である限り
人を魅了してやまない
小さな虫ですら、
その死を知らず炎に飛び込んでゆく
明かりを求めてただひたすらに
哀れと思うまもなく
イカロスは太陽を求め
太陽は火の集合体で
炎以上に燃え盛る星
アカク ウツクシイ ソノカガヤキ
太陽を糧として、生かされている生物たちは
永遠に絡め取られたままの哀れなイキモノ
ヒトもムシもきっと同じ
魅せられて、近づきたくて
力の限り、身体中で、声無く叫ぶ
ただ焦がれるからこそ恐怖して
人は太陽に近づけない
届かない太陽は要らない
小さな蝋燭の光に飛び込むような
そんな小さな虫になりたい
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